就職することにした
自分は現在B4で、昨年から大学院に進学するか、就職するかで迷っていたのですが、この度就職することにしました
迷っていた時に相談に乗っていただいた方、ありがとうございました
判断に至った経緯や理由を自戒のために残しておきます
2020年6月
このころから夏季インターンシップへの応募が始まり、進路を色々と考えるようになりました
また、セキュリティ関連の仕事がしたいなぁとぼんやり思い、2社ほどのインターンシップに応募しました
2020年8月
6月に応募した会社のうち、1社が選考を通ることができたので、5日間ほどのインターンシップに参加しました
そこで、以下のような事を思うなどしました
- セキュリティ(インターン先で行ったのは脆弱性診断の演習的な内容でしたが)は業務にしても楽しい
- 子会社/下請けは嫌だなぁ...
- これに関しては主語がでかすぎるとは思っているのですが、元々がブラックボックスになっているものをいじるよりかは、その元々の部分を開発なりしたいなぁと思うようになりました
2021年1月
SecHack365での開発も佳境に入ってきて四六時中ソフトウェア的なものづくりをしているうちにセキュリティ的な仕事だけでなく、開発職もいいなぁと思うようになりました
ただ、研究駆動の人たちの姿をみているうちに研究(≒大学院への進学)もいいなぁとも思うようになり、迷いが本格的に出てきたのでSecHack365のトレーナーやトレーニーの方に色々相談を持ち掛けました
そこで頂いたアドバイスの中に、「研究室に配属されないと研究の雰囲気は分からないと思うので、就活も同時並行で進めておいて、4~5月あたりに決めるとよい」のようなものがあり、自分でも確かにそうだなと思ったため、就活も同時並行で進めることにしました
この時期に前から気になっていた2社ほどに応募しました
2021年4月
SecHack365も修了し、新学期が始まり、研究室にも配属されたころ、応募していた企業の中から内定を頂きました
内定を頂いたからには内定受諾の如何を返答する必要があり、おおよそ2週間ほどず~っと迷っていました
結果的には内定を受諾したわけですが、以下に主な理由を書きます
- 大学院の授業に興味を持てなかった
- B4になり、本当の意味で自由に授業が取れるようになったのですが、僕の興味分野に合致するような授業を見つけることができなかった(し、過去を振り返ってもあまりない)ため、大学院も...と考えてしまいました
- これに関しては、完全に僕の授業に対する積極性があまりないことが原因だと思っています
- その気になれば他学部/他大学履修をすればよかったのですが、魅力的な授業を発見する労力よりも自学自習をしたほうが楽しいし、役に立つという考えに至りました
- 他大学の大学院への進学も考えたのですが、上記の理由により候補から除外しました
- 自分に必要なことは実務上の知識だと感じた
- これはSecHack365の活動中に感じたことなのですが、自分には「実際に試してみた」系の経験が足りないと感じました
- 解決策としては、「実際に試している/現在進行形で使っている」コミュニティ(勉強会/職場/サークルetc...)に飛び込むのが一番だと考えているのですが、その中でも職場が今求めているものに一番近いと判断しました
- ただ、これは大学院に進学して、長期インターン等によって得られるものと同等な気もするのですが、内定を頂いた後(=本当の実務で経験できる可能性が確定している)に考えているため、内定を受諾するという判断に至りました
- 自分を認めてくれている気がした
- 就活の面接において「自分の成果物をプレゼンする」という機会があったのですが、プレゼン後、面接官の方からは内容を理解したうえで成果物に関するアドバイス等をいただくことができました
- 研究室の教授に大学院への進学の如何を相談した際に、「大学院には有無を言わせず行くもんだ」的なアドバイス(?)を頂いたのですが、「なぜ」大学院に行くかに関する理由を見出せない以上、自分の主義信条上、行くべきでないという判断に落ち着きました
- 何年か経った後に結果的に「有無を言わさず」大学院に行ったほうがよい(学歴や経験の面からみて)ということはなんとなく理解できるのですが、目的も目標もなく2年間を過ごすのは何か違う気がしています
上に色々と書いているのですが、要点をまとめると以下の通りです
- 大学院での研究/研究に臨む環境に興味を持てなかった
- 実務で得られる知識が必要だと感じた
よって、就職した後、大学院での意義を見出すことができたなら、途中で退職なりをして大学院に進学することも可能性としてはありなのかなとも思ったりしています
まとめ
振り返ると、もし落ちたら大学院へ行くいい理由ができたぐらいに(途中まで)考えていたため、本選考に応募したのは実質1社と、かなり挑戦的な就活だったような気がします
結果的に就職することにしたわけですが、これは時期の問題だとも考えています
自分の所属している学科では学部3年の後期から研究室に仮配属という形で活動をし始めるのですが、コロナの影響で対面の機会がなく、研究室MTG等でWebカメラを有効にすることが義務付けられていないため、研究室の先輩の顔も知らなければ、同じ学年の顔もほぼ知りません
仮に内定が出る時期が遅い、研究室での積極的な活動がある等、研究室の雰囲気や研究とは何かに関することが既に感じられていたならば、決断は変わってきたような気がします