yukuro’s blog

ぽえむ日記

Ender3にKlipperをインストールする

  • 自宅の3DプリンターにKlipperをインストールした
  • 基本的にはInstallationに従うだけだが、いくつかハマったポイントがあったので書き残しておく

Klipperとは

インストール環境

インストール

1. git cloneする

git clone https://github.com/KevinOConnor/klipper
sh ./klipper/scripts/install-octopi.sh

2. ビルドする

cd ~/klipper
make menuconfig
  • 出てきた設定画面で以下のように設定する
    • Micro-controller Architecture (LPC1768x(Smoothieboard))
    • 他は何もいじらなくてok
  • ビルドする
make
  • ~/klipper/out/klipper.binが生成されるのでWinSCPとかを使ってローカルに落としておく

3. SKR v1.3に書き込む

  • 公式のInstallationにはmake flashをしてラズパイからマザーボードに直接書き込むやり方が紹介されていたが、上手く行かなかった

    • よって、SKR v1.3のSDに直接焼く
    • ローカルに落としたklipper.binfirmware.binにリネームしてmicroSDにコピーするだけ
    • 上手く行けばSKR v1.3の電源を入れた後、もう一度microSDの中身を覗くとFIRMWARE.BINに名前が変わって、他の設定ファイルも生成されている
  • 注意事項:

    • SKR v1.3の中心ぐらいにある赤いジャンパピンを+5VUSBに繋いで書き込みを行うこと
    • 自分の環境では当初はINTと+5Vに繋いでいて、上手くフラッシュされず、サポートにまで連絡してしまった(アホすぎ...)

4.Octoprintを設定する

  1. 設定(レンチのアイコン) > Serial connection > General > Serial Port/tmp/printerを追記しSave
  2. (もう一度設定を開き)上記のSerial Port/tmp/printerを選択
  3. 設定(レンチのアイコン) > Serial connection > BehaviorCancel any ongoing prints but stay ...を選択しSave
  4. Connection(メイン画面の左上)のSerial Port/tmp/printerを選択し、Connect
  5. Terminalタブ(メイン画面)でstatusと打ってsendする

5. printer.cfgの設定

  1. github上にあるskr v1.3用cfgファイルをダウンロードしてprinter.cfgとして保存する
  2. [mcu]のセクションでserial:以降をls /dev/serial/by-id/*して出てきたものにする(klipperがうまくflashされていればusb-a...klipper...port0のようにklipperの文字が入っている気がする)
  3. 完成したprinter.cfgをラズパイ上の/home/[ユーザー名]/へコピー(WinSCPとかで)
  4. Octoprint上のterminalでrestartコマンドを打つ
  5. Klipper state : Readyが出てきたらインストール完了

printer.cfgの書き方

  • xxxx_pin:
  • PID制御のパラメータ(pid:)はで設定するのでいじる必要はない

6. Octoklipperの導入(任意)

  1. 設定(レンチのアイコン) > Plugin manager > Get more...Octoklipperを検索&インストール
  2. Octoprintの右端にKlipperタブが現れてGet statusボタンとかが押せるようになる

まとめ

  • Klipperのインストールが完了した
  • 次はKlipperの(個人的)目玉機能であるPressure Advanceなどを設定していきたい