Ender3にKlipperをインストールする
- 自宅の3DプリンターにKlipperをインストールした
- 基本的にはInstallationに従うだけだが、いくつかハマったポイントがあったので書き残しておく
Klipperとは
- https://github.com/KevinOConnor/klipper
- Featureによると高速/正確なプリントができるらしい
- Youtubeに250m/sで印刷している動画を見つけたので高速化したくなった
インストール環境
- Raspberry Pi 3B+
- Octoprint 1.3.12
- SKR v1.3
インストール
1. git clone
する
git clone https://github.com/KevinOConnor/klipper sh ./klipper/scripts/install-octopi.sh
2. ビルドする
cd ~/klipper make menuconfig
- 出てきた設定画面で以下のように設定する
Micro-controller Architecture (LPC1768x(Smoothieboard))
- 他は何もいじらなくてok
- ビルドする
make
~/klipper/out/klipper.bin
が生成されるのでWinSCPとかを使ってローカルに落としておく
3. SKR v1.3に書き込む
公式のInstallationには
make flash
をしてラズパイからマザーボードに直接書き込むやり方が紹介されていたが、上手く行かなかった注意事項:
- SKR v1.3の中心ぐらいにある赤いジャンパピンを+5VとUSBに繋いで書き込みを行うこと
- 自分の環境では当初はINTと+5Vに繋いでいて、上手くフラッシュされず、サポートにまで連絡してしまった(アホすぎ...)
4.Octoprintを設定する
設定(レンチのアイコン)
>Serial connection
>General
>Serial Port
に/tmp/printer
を追記しSave
- (もう一度設定を開き)上記の
Serial Port
で/tmp/printer
を選択 設定(レンチのアイコン)
>Serial connection
>Behavior
でCancel any ongoing prints but stay ...
を選択しSave
Connection
(メイン画面の左上)のSerial Port
で/tmp/printer
を選択し、Connect
Terminal
タブ(メイン画面)でstatus
と打ってsend
する
5. printer.cfgの設定
- github上にあるskr v1.3用cfgファイルをダウンロードして
printer.cfg
として保存する [mcu]
のセクションでserial:
以降をls /dev/serial/by-id/*
して出てきたものにする(klipperがうまくflashされていればusb-a...klipper...port0
のようにklipperの文字が入っている気がする)- 完成した
printer.cfg
をラズパイ上の/home/[ユーザー名]/
へコピー(WinSCPとかで) - Octoprint上のterminalで
restart
コマンドを打つ Klipper state : Ready
が出てきたらインストール完了
printer.cfg
の書き方
xxxx_pin:
- ピンの指定
- github上のピン配置図に記載のピン番号(x.xxとか)に準拠しているもよう
- PID制御のパラメータ(
pid:
)は後で設定するのでいじる必要はない
6. Octoklipperの導入(任意)
設定(レンチのアイコン)
>Plugin manager
>Get more...
でOctoklipper
を検索&インストール- Octoprintの右端にKlipperタブが現れて
Get status
ボタンとかが押せるようになる
まとめ
- Klipperのインストールが完了した
- 次はKlipperの(個人的)目玉機能であるPressure Advanceなどを設定していきたい